はじめに
フリーデは、1966年にうたごえサークル”あすなろ”(創立年不明)から合唱団フリーデと名を変えました。
それから約60年の間に、活動内容は大きく変化したかもしれません。
しかし、よりメンタルな面を重要視する混声合唱団としての性格は、
今日に至るまでいささかも変わっていません。ここには、歴代のフリーデの定期演奏会における部長挨拶を載せています。 フリーデのあゆみを読み取っていただければ幸いです。
目次
※部長挨拶の転載はご遠慮ください。
★第1回演奏会
1969年12月6日(土) 大阪府中小企業文化会館
私達合唱団フリーデは、(1)健康で明るい歌をうたおう (2)歌う喜びをみんなものに (3)サークル活動を通じて人間的に成長しよう、という三原則の下に活動して参りました。 今年度は大学問題という大きな壁が私達を心理的に揺さ振り、 一時は「サークル活動を停止しよう。今は合唱などしている時ではない」 といった声も聞かれた程でした。 私達がこういった状態の中で練習を続けていくことができたのは、 音楽の持つ素晴らしい何かが私達をとりこにしたからでしょう。 人々が非常に苦しみ悩んでいる時、例えば革命・戦争の真最中、 こういった時に音楽は、人々を慰め、あるいは勇気・団結力を与えてくれるのではないでしょうか。 学園斗争下に於けるサークル活動もそういった意味で 初めて意義あるものとなっていくのだと思います。
今回は、『生きること』をテーマにロシア民謡・黒人霊歌・現代創作曲を取り上げました。 合唱技術はまだまだといった状態ですが、それを乗り越える熱意でもって一生懸命、 歌い上げますので、どうか最後までお聞きくださるようお願いいたします。
1969年12月6日 合唱団フリーデ 部長 柳田 哲
★第2回演奏会
1971年12月18日(土) 北御堂会館
師走も半ばを過ぎ、皆様方には御多忙中の所、ようこそ御来し下さいました。 一昨年の第一回演奏会に続き、本日ここに第二回演奏会を、 皆様が方多数の御来場の許に開催することが出来ましたことを 部員一同と共に深く感謝致します。
さて、私達、合唱団フリーデは、先輩諸氏によって築き上げられました、 (1)健康的で明るい歌を歌おう。(2)歌う喜びをみんなのものに。(3)サークル活動を通じて人間的に成長しよう。 と言う伝統精神を育てつつ、さらにそこから新しいものを追求しようと言う態度で サークル活動を続けて参りました。
特に今年度におきましては、私達のすべての活動に理論的裏付けを確立し、 さらにそれを外に向かって発展させて行こうと言うことで、私達個々人が音楽を何如に据え、 それを何如に主体的にフリーデの活動の中に反映させて行くかについて、 度々討論を重ねて参りました。
このことは、音楽と自分、自分とフリーデ、ひいては、 大学におけるフリーデのあり方を考えるのに大いに役立ったと思います。
今後ともこのような思考態度を全部員が真剣に堅持し、 私達フリーデの全ての活動の揺るぎない発展のために努力して行く所存であります。
1971年12月18日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 立入 勉
★第3回演奏会
1972年11月27日(月) 北御堂会館
本日はお忙しい中を御来場下さいまして、誠にありがとうございました。 私達一同、心から御礼申し上げます。
受験戦争やマイホーム主義の支配の結果、私達の世代は団体生活が苦手で、 しかも自己主張欲が強いという特徴を持っています。 ところが、合唱というのは多くの人の調和を必要とする上に、 自己主張どころか自分の声が聞こえるようでは駄目だというのです。 これでは現代のヤングに見放されるのも無理からぬことでしょう。 私達も初めは、合唱などとは縁もゆかりもなかったものばかりですが、 合唱音楽を経験するうちにその魅力にとりつかれ、 全体で一つのものを表現することも身についてきました。 そして、合唱団フリーデは着実に成長を続けています。 このことは、私達の世代の性質が造られたものであるなら、 それを我々の手で造りかえることもできるのだ、 ということを示しているのではないでしょうか。
私達は、勉学、アルバイト、恋、を平行させながら、 苦難にめげず、一年間合唱活動を続けてきました。 その長い蓄積をこの一瞬に発散しようとしています。 私達一人一人と、皆様、それに作曲者、作詩者の心が 一つに結ばれるひとときをかもし出すこと、 これが、私達の演奏にあたっての唯一の願いです。
何しろ学生の身分であり、未熟ではありますが、学生らしく、精一杯歌いますので、 秋の夜長のひととき、合唱の調べに耳を傾け、フリーデと共にお過ごし下さい。 尚、演奏会のために多大な助力をいただいた先輩諸兄に厚く御礼申し上げます。
1972年11月27日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 弘 敏二
★第4回演奏会
1973年12月3日(月)北御堂会館
本日は皆様お忙しい中を御来場くださり、誠にありがとうございます。 ちょうど1年前の12月に新体制でスタートし、ここにその総決算的な意味での 演奏会を無事迎えることができ、たいへんうれしく思っております。
合唱団フリーデは今回が第4回目の演奏会であり、 その言葉が象徴していますようにまだ歴史の浅い合唱団です。 その初期におきましてはうたごえ系のサークルとして活動していた関係もあり、 現在でも合唱活動以外にキャンパスで学友と共に歌う「歌おう会」などで幅広く活動しています。 といっても、それはあくまでも二次的な活動であり、私たちの本来の目的は合唱の追求にあります。 技術の未熟さゆえに理想と現実のギャップに悩み苦しんでいる現状ですが、 合唱創造にささやかながらも関与することの喜びは、私たちに新たなる勇気を与えてくれ 一次元高い所への苦しみに導いてくれるようです。 そして再び勇気が与えられ……この繰り返しの中で少しずつではありますが、 高みへと登りつつあるのではないかと思っています。 本日このステージにおいて私たちがどれ程の高さにいるのか、 いろいろと御批評くださいますようお願いいたします。
最後に、この演奏会にあたって御協力くださったすべての人々に、 そしてヴォイス・トレーナーとして御指導くださった山崎正博先生に 感謝の意を表したいと思います。
1973年12月3日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 山本 淳
★第5回演奏会
1974年12月7日(土)北御堂会館
歌は我々人間のみに与えられた素晴らしい世界です。 鳥も歌います。しかし、鳥の歌には言葉はありません。 意味ある言葉を駆使して、感情を、思想を、信条を、歌をもって表現できるのは人間だけです。 我々の情熱を傾けた熱い一言一言が、互いに重なり合い、応答し合い、 ハーモニーを作りだす時、我々は社会的存在としての 人間に生まれた素晴らしさを感じざるを得ません。
今宵、私たちフリーデの演奏会にようこそ御来場下さいました。 ここ北御堂会館におきまして第五回定期演奏会を皆様方の暖かい御理解と御支援のうちに 開催できますことは、私たち部員一同の大きな喜びであります。
さて、世の退廃的風潮と共に、合唱活動のように、 より創造的ではあるが手間と暇のかかることは避けて通る学友の増えてきた関係上、 我が市大においても、部員を多数集めて大合唱団を組織することは とてもできなくなってしまいました。 フリーデもその例外ではありません。 しかしその反面、人数が少ないだけにその人間的結び付きは非常に深いものとなり、 かつまた、構成層一人一人がクラブにとってなくては ならない存在となっていることは確かです。 技術的には非常に未熟ではありますが、そういった点から沸き上がる何かが 今宵みなさまがたにいくばくかでもお感じいただければ光栄です。
今後とも、私たちフリーデに大きな御声援と力強い激励を、 またその未熟なる音楽については、厳しい御批判と暖かい示唆を賜りますよう、 切にお願い申し上げます。
1974年12月7日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 越智 誠
★第6回定期演奏会
1975年11月28日(金)北御堂ホール
御来場の皆様、今夜は私達合唱団フリーデのために、ようこそおいで下さいました。 全部員を代表致しまして厚くお礼申し上げます。
第6回定期演奏会開催にあたり、現在私達の胸中を去来するものは、 心からの歓喜と充実感以外の何ものでもありません。 今夜の演奏会は、私達にとって、いわば一年間の総結集とでもう言うべきものなのです。
なるほど小人数の合唱団ではありますが、反面、強い連体意識とメンタル・ハーモニーを基盤として、 表出される一種独特なる雰囲気は、私達合唱団の貴重な個性となっていると自負しているのです。 しかしながら、合唱における人数が相当な比重を持つことは否定されるはずはなく、 雄大な曲などは敬遠せざるを得ないのは、私達合唱団フリーデに残された課題でありましょう。
毎年、春になると密かな希望をもって行われる新入部員の勧誘も、年々、低迷を余儀なくされています。 それは、より即物的、刹那的となり、外来文化の影響を受けてか、 より個性的(というよりむしろ自己主張的)となった現代のヤングにとって、 没個性的な合唱音楽そのものが、地道で気長な練習を要求することも手伝って、 忌避される存在となりつつあるからかも知れません。
とにかく、今夜は、10人の新入部員も含めて、精根こめて歌います。 どうぞ、未熟なフリーデを暖かく御支援下さいますようお願いいたします。
尚、最後となりましたが、私達のためにお世話下さいました先輩諸兄に感謝の意を表します。
1975年11月28日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 佃 満
★第7回定期演奏会(創立10周年記念)
1976年12月4日(土) 北御堂津村ホール
本日は皆様、御忙しい中をようこそ私達の演奏会においで下さいまして、誠にありがとうございます。
私達合唱団フリーデも今年創立10周年を迎え、今宵ここ北御堂津村ホールにおきまして、 無事第7回定期演奏会を開催することができましたのも、 ひとえに皆様方の暖かい御理解、御支援の賜物と深く感謝しております。
さて、コーラスは本来、人にとりまして身近なものであり、 人それぞれ男女年令の差はありましても気軽に楽しむことができるものであります。 私達合唱団フリーデは総勢30数名の小合唱団ではありますが、みんな歌が好きで、 ハーモニーの楽しさを分かち合っております。 技術的にはまだまだ未熟ではありますが、日々練習を重ねて参りました。 今宵、皆様方にその成果を御聴き願えることは、私達にとって大変幸せなことであります。 私達も力いっぱい歌いますので、どうぞ最後までごゆっくりと御聴き下さいませ。
最後に、この演奏会を開くにあたりまして、御協力下さいました皆様方に厚く感謝致します。
1976年12月4日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 井本 博之
★第8回定期演奏会
1977年12月10日(土) 会場不明
本日は、お忙しい中を、私達合唱団フリーデ第8回定期演奏会に御来場下さいまして、 誠にありがとうございます。
本日の演奏会は、私達にとって、いわば一年間の総決算とも言うべきものです。 この日のために私たちは、日々練習を重ねて参りました。部員30名あまりの小人数の合唱団で、 技術的にはまだまだ未熟ではありますが、反面強い連体意識とファミリー的な一種独特の雰囲気を、 私達合唱団の貴重な個性と自負しております。また私達フリーデの面々は、歌の好きな者ばかりで、 部室でも、合宿でも、歌声の絶える時はありません。歌うことのすばらしさは誰よりも知っているつもりです。 今宵、その成果が少しでもわかっていただければ幸いです。 どうぞ最後まで、ごゆっくり御聴き下さいませ。
尚、この演奏会を開くにあたりまして、御協力下さいました先輩諸兄に厚く感謝致します。
1977年12月10日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 珠玖 義樹
★第9回定期演奏会
1978年12月2日(土) 会場不明
本日は、お忙しい中を、私達合唱団フリーデ第9回定期演奏会に御来場下さいまして、 誠にありがとうございます。
私達合唱団フリーデは、一昨年創立10周年を迎え、さらに新しい10年に向けて着々と歩み続けております。 4年間という限られたクラブ生活の中で、幾多の問題にぶつかりながらも、 「定演」という共通の目標の下に日々練習を重ねてまいりました。
今宵、合唱に魅了され、歌を愛する心で結ばれた私達のほとばしる若き情熱を 感じとっていただけますならば、私達にとって、この上もない喜びと存じます。 部員40名足らずの小人数で技術的にもまだまだ未熟ではありますが、 私達も力いっぱい歌いますので最後までごゆっくり御聴き下さいませ。
尚、この演奏会を開くにあたりまして御協力下さいました皆様方に厚く感謝致しますとともに、 今後とも一層の御指導を賜りますよう心からお願い申し上げます。
1978年12月2日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 武川 幸弘
★第10回定期演奏会
1979年12月8日(土) 郵便貯金ホール
本日は、お忙しい中を、私達合唱団フリーデ第10回定期演奏会に御越し下さいまして、 誠にありがとうございます。
私達合唱団フリーデも、今年創立13年目を迎え、今宵、ここ郵便貯金ホールにおきまして、 ひとつの節ともいえるべき第10回定期演奏会を開催することが出来ましたのも、 ひとえに皆様方の暖かい御支援の賜物と深く感謝しております。
さて、私達は、週3回の練習、また大学祭など種々の行事に参加する事によって、 部員相互の交流を深め、そして、今宵の定期演奏会を共通の目標として日々練習に励んでまいりました。 私達のそんな心のつながりを、皆様に感じとっていただけますならば、幸せに存じます。 技術的にはまだまだ未熟ではありますが、私達も力一杯歌いますので、 どうぞ最後までごゆっくり御聴き下さいませ。
尚、この演奏会を開くに当りまして御尽力下さいました皆様方に厚く感謝致します。
1979年12月8日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 西田 三智男
★第11回定期演奏会
1980年12月13日(土)郵便貯金会館
今宵は御多忙中にも拘らず、第11回合唱団フリーデ定期演奏会に御来場いただき、 団員一同心から感謝致しております。
当節、趣味の多様化が進む中で、時には自己の欲求を抑えつけられ、 没個性を強要される合唱は時の流れに逆行するものであるかもしれませんし。 しかし、多数の心が、一枚の楽譜を通して結実され、ステージにぶつける幸せを得るものとすれば、 それは誠に貴重な体験であり、昨今の風潮ゆえにいっそう意義深いものと申せましょう。
一年間の活動全てがこの日の為にというわけではございませんが、 学生アマチュア合唱ゆえの問題を克服しながらも、よりよい合唱団を築いていこうと努力してまいりました。 40名余りの未熟な合唱団ですが、最後まで、力一杯歌いますので、私達が心に燃やし続けてきたものを、 少しでも感じとっていただけますならば幸いと存じます。
最後に、当演奏会のため御尽力下さいました皆様方に心より厚く御礼申し上げます。
1980年12月13日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 木村 剛
★第12回定期演奏会
1981年12月12日(土)郵便貯金会館
私共大阪市立大学合唱団フリーデは、今年創立15周年を迎え、 定期演奏会も今夜をもちまして12回を数えるにいたりました。 この間、大阪市立大学合唱団フリーデの性格も活動も時と共に変化してまいりましたが、 歌にかける情熱は先輩方に勝るとも劣らぬものと、自負しております。
ところで、合唱の最大の魅力は、人体という楽器を用い多くの人間が 心を一つにして音楽を作りあげることにあると思います。 各人の技術が優れているからといって常に素晴らしい合唱を生むとは限らないでしょう。 逆に、私達のように技術的に未熟であっても、 各人が他人との協調をはかることによって出来あがったものは、 たとえ稚拙ではあってもそれなりに立派な合唱だと思います。 そして一歩でもそういうものに近づこうと日々努力してまいりました。 本日御忙しい中、御越し下さいました皆様に、その成果を感じとっていただけますなら幸せに存じます。
最後になりましたが、私共の合唱を御指導下さいました西井俊昭先生、 今日のフリーデを育てて下さいました先輩の方々、並びに当演奏会に御尽力下さいました皆様方に 厚く感謝致しますとともに、今後とも一層の御指導を賜りますよう、切にお願い申し上げます。
1981年12月12日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 藤原 良生
★第13回定期演奏会
1982年12月11日(土)郵便貯金会館
本日は、お忙しい中を、私達合唱団フリーデ第13回定期演奏会に御越し下さいまして、 誠にありがとうございます。 私達合唱団フリーデは、昨年創立15周年を迎え、さらに今年は、O.B.の方々の演奏も実現することができました。 これを一つの契機として、大きく飛躍しようと、団員一同頑張っております。
さて、深い感動を呼び起こすのに、「心」は不可欠な要素でありましょう。 いくら複雑で優れていても、心がこもっていないものは、無味乾燥なものです。 このことは、合唱にもあてはまると私達は信じ、心のこもったハーモニーを心がけて、 日々練習に励んでまいりました。 技術的にはまだまだ未熟ではありますが、歌を愛する心は、他に負けないと確信いたしております。 今宵、このステージで、私達の歌声が皆様の心に鐘声の如く響くことができますれば幸いに存じます。
最後になりましたが、この演奏会を開くにあたりまして御尽力下さいました皆様方に、 厚く感謝致しますと共に、今後とも一層の御指導を賜りますように、切にお願い申し上げます。
1982年12月11日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 澤田 佳知
★第14回定期演奏会
1983年12月14日(水)森ノ宮ピロティホール
本日は、お忙しい中を、私達合唱団フリーデ第14回定期演奏会に御来場下さいまして 誠にありがとうございます。
私達合唱団フリーデは、本年度”冒険の年”とでもいうべく7月のジョイントコンサートをはじめ、 数々の新しい行事に参加させて頂きました! 団員一同が心を一つにして、何とかその荒波を乗り越えることができたことにより、 フリーデが一回り大きく成長できたのではないかと自負しております。 更に今年度より、ここ森之宮ピロティホールの舞台に立てるという幸せを得、 団員一同ますます奮起して日々練習に励んでまいりました。 技術的にはまだまだ未熟な私達ですが、一年間共に泣き共に笑ってきた五十余名の若者の歌声が一つになり、 その情熱を少しでも皆様に感じとって頂ければこれ以上の喜びはございません。
来年の15回、そして20回、30回の演奏会に向けて、また数々の困難があるでしょうが、 その荒波を乗り団結して歌い続ける所存でございますので、 今後ともより一層の御支援、御指導を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたりまして、 御協力頂きました皆様方に団員一同心より御礼申し上げます。
1983年12月14日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 宅間 一浩
★第15回定期演奏会
1984年11月29日(木)森ノ宮ピロティホール
本日は、お忙しい中を、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第15回定期演奏会にお越し頂きまして 誠に有難う御座居ます。
さて、今年は第15回という一つの節目と共に、創部18周年を迎えるに到りました。人にたとえますと、少年から青年へと成長してゆく思春期と言えましょう。数年前までは、外部での活動などはあまりありませんでしたが、府連加入以来数々の行事に参加し、昨年からはジョイントコンサートにも挑戦して参りました。何分にも内輪でまとまっていたクラブが外へ出ていく道は平坦なものではありませんでした。これから先も、どこまで続いていくかわからない険しい道でしょうが、そういう数多くの苦難を乗り越えて初めて、少しずつ成熟した大人の合唱団になってゆくのでしょう。今宵は、そんな揺れ動く私たちの心が歌を通して皆様の心に届くものがあれば、何よりの喜びです。
尚、最後になりましたが、この演奏会を開くにあたりまして、ご橋梁、ご支援を頂きました関係各位の皆様方に厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御指導、御鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
1984年11月29日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 須谷 尚史
★第16回定期演奏会
1985年11月28日(木)森ノ宮ピロティホール
本日は、お忙しい中を、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第16回定期演奏会にお越し頂きまして 、誠にありがとうございます。
私達フリーデは、昨年、第15回定期演奏会という一つの節目を終えて、今年は更に大きな目標に向かってのの第一歩という意味で、とても大切な一年となりました。ここ2・3年の間にフリーデは、対外的には大学部会関係の行事などに積極的に参加し、ジョイントコンサートにも挑戦してきた結果、大きく成長してまいりました。しかし、技術面、執行面などにおいてはまだまだ未熟さを残しているため、今年は内部の充実にと部員一同努力してまいりました。試行錯誤の繰り返しで、怒りを覚えたり、涙したこともありました。何度も挫折しそうになりましたが、何とか克服してこられたのも、仲間の励ましとクラブへの同じ思いがあったからだと思います。これから先も、数々の困難があるでしょうが、私たちは一団結して、常に前向きの姿勢で取り組む所存でございます。
この一年の総決算である今宵、すべての思いを込めて歌います。皆様に私達の歌声からほんの少しでも何かを感じとっていただけるなら、これ以上の喜びはございません。どうか最後まで、ごゆっくりお聴き下さいますようお願い致します。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたりまして、御協力頂きました関係各位の皆様方に厚く御礼申し上げます。さらに今後ともより一層の御指導、御鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
1985年11月28日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 日下部 雅之
★第17回定期演奏会
1986年11月28日(金)森の宮ピロティホール
本日は、お忙しい中を、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第17回定期演奏会にお越しいただきまして、 誠にありがとうございます。部員一同、心よりお礼申し上げます。
私達フリーデは、大学部会等の対外的な行事にも積極的に参加するようになり、 ジョイントコンサートも今年で4回目を迎え、見かけ上成長していっているように見えました。 が、内部に目を向けると、部員のクラブに対する意識問題をはじめ、 それに応えるだけの力がまだ十分に出来上がっていないということに気付きはじめました。 ゆえにこれを改めるべく、また本年度で創部20周年を迎えることを契機に、もう1度フリーデを見直し、 総点検を行い、修理すべきは修理し、改造すべきは改造するということを念頭に力を注いでまいりました。
こんな調子でこの1年やって来ましたが、歌うということを通して、 個性的で価値観の相違の激しい部員の思いがひとつになることに、改めて感動し、 すばらしさを感じて、今宵の演奏会を迎えることができました。
最後になりましたが、この演奏会を催すにあたり、御協力下さいました関係各位の皆様方に厚く御礼申し上げますと共に、 今後とも私達フリーデのために皆様方の御批判、御指導の程、よろしくお願い申し上げます。
1986年11月28日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 越智 昌治
★第18回定期演奏会
1987年12月7日(月)吹田メイシアター
本日は、お忙しい中を、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第18回定期演奏会にお越し頂きまして、 誠にありがとうございます。
私達フリーデは、昨年、創部20年という、一つの大きな節目を終えて、 今年は、さらに充実したクラブ作りをしようと、部員一同、新たなる気持ちで努力してまいりました。 対外的には、大学部会諸行事への参加、今年で5回目を迎えたジョイントコンサートなど、 一歩一歩、地道に前進してまいりました。 しかし、内部を振り返って見ると、技術面における未熟さをはじめ、 様々な問題が存在していることもまた、否めません。 個性的であり、また、価値観の違う人間が集まっていることは、クラブの面白さでもありますが、 ひとつにまとまることを困難にする一因ともいえます。 歌うこと、ひとつのステージをつくりあげるということを通じて、 自分とは異なる人間と反目し、また認めあいながら、クラブとして、 その中の一人の人間として成長していけたら、と思う次第です。
今宵は、一年間の総決算の舞台として、部員一人一人が、様々な想いをこめて歌います。 そこから、皆様の心に何か伝わるものがあれば、これ以上の喜びはございません。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたりまして、 御協力頂きました関係各位の皆様方に厚く御礼申し上げますと共に 今後ともより一層の御指導、御鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
1987年12月7日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 山辺 憲嗣
★第19回定期演奏会
1988年11月26日(土)森の宮ピロティホール
本日は、御多忙中にも拘らず、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第19回定演に御来場頂きまして、 誠にありがとうございます。部員一同心より感謝致しております。
私共フリーデの定期演奏会も、今年で19回を数えることとなりました。 この一年間、純粋に良い演奏をすることを念頭に置き、練習に励んでまいりました。 練習を重ね確実に成長してゆく、ということの難しさを感じさせられました。 又、個性的で、かつ価値観の異なる人間が存在するわけですから、様々な問題も生じてきました。 しかし、ともすれば、バラバラになってしまいそうな私達を一つにつなぎ、結びつけてくれたのが「うた」でした そして、私達はこの「うた」を通して感動を求めてきたように思います。 この感動を、本日御来場下さいました会場の皆様にお伝えすることができれば、これ以上の喜びはございません。
今宵は、一年間の締めくくりと致しまして、精一杯の演奏を御贈りしたいと、部員一同考えております。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたりまして、御協力下さいました関係者各位、 先輩諸氏、そして、本日御来場下さいました皆様に厚く御礼申し上げ、挨拶とさせていただきます。
1988年11月26日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 手嶋 浩一
★第20回定期演奏会
1989年12月5日(火)会場不明
本日は私達の演奏会へようこそ。 我がフリーデも、今年で20回目の定演を迎えることになりました。 それを記念して、OBの方々と共にステージを持つと言う企画も実行に移されたわけですが、 道のりは決して平坦なものではありませんでした。
今年ほど、クラブと個人の関わりについて考えさせられた年はなかったと思います。 クラブへの思い入れの深さは非常に個人差の激しいものですし、 それによって練習に挑む姿勢その他も違ってきます。 こうした根本的な問題が、一気に表面化してきた年でした。 エラい年に部長を引き受けてしまった、というのが正直な僕の気持ちです (こんな事をあいさつに書く部長はふつういないだろう)。
実際、合宿のあり方、イレギュラーの練習に対する考え、お金のこと、 惜しくもクラブを離れて行く人への対処等々、いろんな問題で、 特に責任ある役職につく者は悩んできました。 しかしながら、これら全てを克服できないまでも今日という日を迎えられたのは、 やはり皆の努力の成果であると言うべきでしょう。
この定演が終ると、フリーデも次なる世代へと移って行くことになります。 おそらくはこれまでも、同じような問題を抱えながら来たことだと思います。 でも、そうした繰り返しの中に、わずかでも進歩というものがなければ、 フリーデはこれまで存続しえなかった筈です。 でも、そうした繰り返しの中に、わずかでも進歩というものがなければ、 フリーデはこれまで存続しえなかった筈です。 その小さな進歩の積み重ねをなしてきて下さったOB諸氏に対し、 この場を借りてあらためて感謝したい気持ちです。
ずいぶんと突拍子もないあいさつになりましたが、これからしばらく、 肩の力を抜いて御覧いただけると幸いです。では。
1989年12月5日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 伊藤 晃武
★第21回定期演奏会
1990年11月29日(木)森の宮ピロティホール
7月に、初めて天神祭の船渡御に行きました。 大阪で生まれ育っていながら、ほとんど興味がなかったのですが、 実際に川岸に立ち祭の雰囲気を目の前にすると、妙ににはしゃいだ気持ちになりました。 船の上で風情に酔う人達。屋台で威勢良く客を呼び込む声。 祭見物などをする人間が、大阪のどこにこんなにいたのかと思わせるほどの人波。 たかが舟遊びにすぎない、そんなものを楽しみにし、集い、意気高揚する。 日常と比べると、違和感のあることでした。 だが、理性とは関係なく、心は率直に、見知らぬ人達の高揚に共鳴したのです。 やがて長かった陽も暮れ、闇の中に、花火と船と水面が美しく輝き出すと、 ますます現実離れした気分になっていきます。 雲のかかった空と、ゆらめく川面の、光の届いていない所に、祭を楽しみ、 ほほえんでいるまなざしを思い浮かべました。 まなざしの主にとっては、船に乗っている人も、見に来ている私達も皆主役なのでしょう。 人間は、そこで何を演じ、何を欲したのでしょう。
それらは、実は、私達の心がいつも求めているものなのではないでしょうか----。
本日は、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第21回定期演奏会におこし頂きまして、誠にありがとうございます。 また、この日を迎えるにあたり、様々な形で御指導、御助力いただきました、諸先生方、 OBを初め関係者の方々に対しまして厚く御礼申し上げます。
年間のひとまずのゴールといえるこの定期演奏会をむかえ、団員一人一人の心もさわぎはじめています。 各々が、いろいろな思いで過ごした一年。 積み重ねられた日常が、一瞬の非日常を創り出し、自らの胸を熱くさせる。 それを目の前にして、皆様一人一人の心が共鳴し、私共と互いに高めあいながら、 心が求めているものを見つけられればと願っています。 ”ときめきを体験できることのすばらしさ”、あの祭での感情は、 一つの感慨となって、今宵私達に問いかけます。
1990年11月28日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 小林 隆一
★第22回定期演奏会
1991年11月28日(火)会場不明
大きな空から小さな雨粒が木々へ花へそして大地へと静かに、時に劇(はげ)しく舞い降りてきます。 彼らは音もなく深く染み込み、小さな流れをつくります。 しかし彼らは一体何をすればよいのかわかりません。 すると、どこからか声が聞こえてきました。 「海へ向かって進みなさい」その声は言います。 彼らは抗うこともなくその声の許に集まり、集まり、集まって川になりました。 そして海に向かって流れます。 その間、彼らは水面に映る様々なものを見つめてきます。 無邪気に遊びまわる幼児。幸せそうな若者達。かと思えば涙を落とす姿もあります。 そして言葉もなく静かに佇む年老いた人。 それらを見つめながら彼らは何を思うのでしょうか。 川は流れます。すると岐(わか)れ道にやってきました。銘々がおもう道をゆきます。 その時彼らは何を考えるのでしょうか。立ち止まりたい時もあったでしょう。 引き返したい時もきっとあったはずです。しかし、立ち止まることも、引き返すこともできないのです。 後から、後から、次々と流れてくる者達に押されて、進むことを余儀なくされるのです。 そしてあとからやってくるものたちに、自分のかわりに見守ってあげて欲しいと願い、 想いを託し、先へ、先へと流れてゆくのです。 そうした様々な想いをのせて海へ注ぎこまれた小さな雨粒は、海と一つとなり、そこで、 初めに聞いた声、つまり大きな意志に気がつくのです。 そして、その大きな意志と共に、大きな心で、みんなを見守ってゆくのです。 ………………ふと我に返ると、遊びに来ていた丹後半島の、強風波浪注意報の発せられた海を見つめ、 ボーッと砂浜に立っている自分に気が付きました。 冷たい風に吹かれて、振り返ると一緒に来ていた団員達が、楽しそうにはしゃいでいました。 私もその中へ駆けていき、皆とはしゃぎ、さわぎ、楽しみます。
今宵、皆様に見守られながら私共大阪市立大学合唱団フリーデは、 第22回定期演奏会におきまして、今まで様々な形で、御指導、御助力くださいました諸先生方、 OBをはじめ関係者の方々に厚く感謝の意を表しつつ、一所懸命はしゃぎます。
1991年11月29日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 大谷 秀樹
★第23回定期演奏会
1992年12月1日(火)森ノ宮ピロティホール
今宵は私達の演奏会へようこそ。今年もまた、新たな感動と成長を与えてくれる この日を迎えることができるのは、私達にとって大きな喜びです。
ところで、”時”とは流れるものでしょうか、それとも積み重なるものでしょうか。 私達がなにもしない、あるいは、ただ漠然と日常の日々を過ごすならば、時は流れて行きます。 しかし、一瞬一瞬を一生懸命に過ごすなら、 時は積み重なって行き、人にとって大きな宝物となるのではないかと思います。 私達のような合唱団において、”歌う”という唯一の共通の目的しか持たない団員が、 合唱をも含めた様々な活動を行うのは容易なことではありません。 この一年間、私達はたくさんのつまずきや意見の対立などにぶつかり、 その度に話し合い、励ましあって不安ながらも前進してきました。 このような仲でこそ、一人一人が思い考えたことや経験したことが、時と共に積み重なって行くのだと思います。 また、それらを糧とすることによって、私達は新たな一歩を歩んで行くことができるのでしょう。
今年は、例年になく多くの新入生が加わり、フリーデはますますにぎやかになりました。 今宵、この第23回定期演奏会のステージを通して、私達の思いや積み重ねてきたものが、 少しでも皆様に伝わることができたら幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、お世話になりました諸先生方、 OBをはじめ関係者の方々、そして、本日御来場頂きました皆様方に厚く御礼申し上げると共に、 今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
1992年12月1日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 土井 研児
★第24回定期演奏会
1993年12月7日(火)吹田市文化会館メイシアター大ホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第24回定期演奏会に お越し下さいまして誠にありがとうございます。 団員一同、この日を皆様と共に迎えられましたことを心からうれしく思っております。
我が団は言うまでもなく大学における課外活動としての合唱団であり、 4年間という時間的な宿命を余儀なくされることから、 団員の合唱そして"歌う"ということに対する思いも様々であります。 そのようなことからこの1年間、練習やその他の活動の中で、 意見の対立や障害にぶつかることも数多くありました。 又、団員の価値観の違いに悩む時もありました。 しかしそのつまづきに出会う度に我々は話し合ったり共に悩み考え合うことによって 友情を深め合唱を通じて仲間たちと一緒に歌い、 感動を分かち合う素晴らしさを手に入れることが出来たように思います。 我々団員それぞれがフリーデにいること、そしてフリーデを愛することに 関しては誰にも負けないことを誇りに思っていると信じています。 このことはややもすれば我々の自己満足に終わってしまいがちになるかもしれませんが、 そうではなく団員一同の気持ちが一つになり、 フリーデの1年間の活動の集大成であるこの演奏会全体を通じて、団員みんなの情熱、そしてフリーデというものを皆様に 少しでもお伝えすることが出来れば幸いに思っております。
最後になりましたが、この日を迎えるにあたり、 様々な形で御指導、御助力下さいました諸先生方、 OBをはじめ関係者の方々に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、 今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
1993年12月7日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 小川 良太
★第25回記念定期演奏会
1994年12月4日(日)メルパルクホール 大阪郵便貯金ホール
昨年の演奏会を終えてフリーデが新体制となった時、活動できる団員数は近年最低のレベルでした。 どうなるかと思いましたが、過去最多の新入生が入部し、現在団員数は近年最高のレベルです。
書けば簡単なようですが、毎年4回生が卒団し、1回生が入団してくると言う宿命がある大学の合唱団にとって、 一定の人数を確保していくことは難しいことです。 大学では他クラブとの勧誘合戦に勝たなければ人数が増えることはないわけですから。 そして、この一連の勧誘活動は団員にとって、時間をはじめとするその他様々な面での負担となっているはずです。 しかし、団員はそれを行うことを喜んでいます。 なぜ苦しい勧誘活動を喜んで行うのでしょう。 それはひとえに仲間を得るためといえます。 自分が味わっている感動、その他様々な感情をわかちあえる仲間が欲しい。 共に歌い、笑い、時に悩み、考えることができる仲間が欲しい。 この気持ちに尽きます。 実際この気持ちに同調し、クラブ4年間で共に活動した先輩、同輩、後輩は 各個人にとって貴重な財産であると思います。
本日はお忙しい仲、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第25回記念定期演奏会に お越し下さいまして誠にありがとうございます。 私共の演奏会が25回という歴史を刻むことができましたのも、様々な形で御助力頂きました諸先生方、 並びに本日お越し下さいました皆様のおかげです。 今回の演奏会は今までのフリーデを作りあげてきた仲間と共に行う演奏会です。 過ごした時は違っても過ごしてきた所は今と同じフリーデ。 味わった感動は今も昔も変わらないと思います。 今宵はそんなフリーデの愉快な仲間達が過去に積み重ねてきたものを、 そして、今年一年で積みあげたものを皆様に少しでも感じとって頂けたらと思います。
1994年12月4日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 飯田 将生
★第26回定期演奏会
1995年12月6日(水)森ノ宮ピロティホール
本日はお忙しい中、私共大阪市立大学合唱団フリーデ第26回定期演奏会に お越し下さいまして誠にありがとうございます。
今年度のフリーデを振り返ってみると、運営回生がたったの6人という体制に始まり、 多くの1回生を獲得することのできた新入生勧誘活動、 ジョイントコンサートにかわって行いましたサマーコンサート、 そして今宵の定期演奏会、と年2回の演奏会を中心に活動して参りました。 これらの演奏会を充実したものにするため日々練習を重ねて参りましたが、 時には練習が思うように進まなかったり、個人個人のフリーデに対する 価値観の違いから起こるすれ違いもありました。 しかし、演奏会を成功させようとする意志・練習やその他の活動を通して友情を深め、 感動を共にすることができたように思います。
現在62人いる団員にとっては、勉学との両立を前提にして多くの時間とお金を使う活動を 続けていくことは非常に大変なことですが、それに見合うだけの”何か”を見出しているのです。 それは音楽の楽しさを得ること、クラブを運営していく責任感、 そしてなによりも共に悩み、共に笑い、共に感動することの出来る仲間だと思います この仲間たちは何にも替えがたい人生の財産になるはずです。 毎年入れ替わっていく団員ですが、”フリーデ”は常に考えられ、問い直され、そして受け継がれていきます。 その過程を大切にして常に精進していこうと思います。
最後となりましたが、この演奏会を迎えるにあたり、私達を支え、御指導下さいました諸先生方、 暖かく見守って下さるOB・OGの方々、そして今宵この会場にお越し下さった皆様方に厚く御礼申し上げます。
1995年12月6日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 中村 昌治
★第27回定期演奏会
1996年12月9日(月)吹田市文化会館メイシアター大ホール
私たちは、本日演奏会を行うことができるという喜びの気持ちでいっぱいです。 練習の成果を発揮できると言う理由からだけではありません。 歌が好きだから…もちろんそうですが、それだけでもありません。 私たちにはかけがえのない仲間がいるからです。 私たちはみな、フリーデのことが好きです。 そして何よりも、このフリーデを構成する仲間のことが大好きなのです。 これは上辺だけで言っているのではありません。 共に歌ったり、笑ったり、時には泣いたり…。 そして何よりも演奏会で一緒に感動できる仲間です。 私たちの心は、互いに太い絆で結ばれているのです。 きっと、多くの先輩方も同じような気持ちで演奏会を迎えられたことでしょう。 毎年メンバーは入れ替わっても、団員がこのような気持ちを 持ち続けていくことができるということは、とても素晴らしいことだと思います。 私たちのパワーの源は、きっとここにあるのだと思います。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第27回定期演奏会にお越し下さいまして誠にありがとうございます。 今回の演奏会を迎えることができましたのも、様々な形で御指導、御助力いただきました諸先生方、 OB・OGの皆様方、そして本日お越し下さいました皆様方のおかげです。 団員それぞれが、いろいろな思いで過ごしてきたこの一年間。 しかし、本日の演奏会でお伝えしたい皆の思いは一つです。 この素晴らしい仲間と共に今まで積み重ねてきたものを皆様に感じ取っていただきたいということ。 そして、他の誰よりも私たち自身が、最も本日の演奏会を楽しんでいるということです。
1996年12月9日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 浅田 崇之
★第28回定期演奏会
1997年12月19日(金)吹田市文化会館メイシアター大ホール
人は様々な「道」を辿ってきてはいないでしょうか。自分自身を形づくるため、 何かの夢を成し遂げるため、いろんな人に出会うため、と思い思いの道を作り出しているでしょう。 もちろんそれらの成功を得るために自らの努力を惜しまず、苦労して素晴らしい道を歩んでいきます。 その様々な道が出会う場所が私達にとってフリーデでした。 皆と共に「歌う」と言う目標を持っていく道は必ずしもまっすぐ進むだけでなく、 時には交錯したり、また長く曲がりくねった道となることもあります。 しかしそこで共に悩み、考え、励まし合い、そして歌うことで皆が何か大事なものを見つけ、 一緒にやっていこうと一つの道が二つに、そして三つ四つと寄り添いながら 大きな一つの道となって私達は目標に向かって一生懸命歩き、成長していこうとしています。
本日はお忙しい中、フリーデ第28回定期演奏会にお越し下さいまして誠にありがとうございます。 今宵団員一人一人が歩み続けた「道」が大勢の仲間達と作り上げた大いなる「道」となり、 そこで私達は何事にも変えられない感動を得て、それを皆様と分かち合えるのを楽しみにしています。 どうぞあなたの歩いている道を少し立ち止まってご観賞して下さい。 私達が成長して積み重ねてきたものや思いを少しでも感じとって頂けるよう頑張ります。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御助力頂きました 諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々に対しまして厚く御礼申し上げますとと共に、 今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し揚げます。
1997年12月19日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 吉川 憲一
★第29回定期演奏会
1998年12月8日(火)吹田市文化会館メイシアター大ホール
今宵の演奏会を迎えることができて、私たち団員はとても幸せです。それはただ練習の成果を発揮できるから…というだけではありません。演奏会という場が、団員ひとりひとりの思いをぶつけられる場だと思うからです。1回生は1年間、2回生は2年間、3回生は3年間、そして4回生は大学生活のすべてをフリーデで過ごし、そこでいろいろな思い出を作ったと思います。共に笑い楽しんだ想い出、また悩み苦しみそして時には互いに衝突しあった想い出などもありました。団員の持つ様々な思いがフリーデに集まってきて、やがて1つの巨大なパワーを生み、それがいつまでも変わらないフリーデの基盤になっているのだと思います。先輩方も感じとってきたこのパワーはこれからもフリーデの支えとなってあり続けることでしょう。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第29回定期演奏会にお越し下さいまして誠にありがとうございます。今宵このパワーが、私たちの歌声に変わり、皆様にもお伝えできると思います。皆様にこのパワーを少しでも感じとってもらえると私たち団員は嬉しい限りです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御助力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々に対しまして厚く御礼申し上げますとおもに、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
1998年12月8日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 大久保 隆行
★第30回記念定期演奏会
1999年12月11日(土)吹田市文化会館メイシアター大ホール
今、地球上には60億人以上の人間が住んでいます、当然ながらそのなかには同じ人はひとりもいません。人種、国籍、性、生活様式、価値観、性格、好み、ものの考え方などですべてが共通する人は誰一人としていないのです。人には「違い」というものがあるのです。
私たちフリーデの団員同士にも「違い」があります。私たちはこの「違い」のためにお互い悩んだり、行き違ってしまったり、ぶつかり合ったりしました。しかし、私たちはその「違い」を乗り越えるためのなにかを持っていました。それが本日の定期演奏会です。この共通の目標のおかげで私たちはお互いの「違い」を認め合いながらここまで来られたのだと思います。また、練習や合宿、行事や遊びなどをみんなですることによって私たちは共に歌い、遊び、苦労したかけがえのない仲間としての絆が出来ました。喜びや楽しみを分かち合い、苦しみを共有してきた仲間と一緒に本日の演奏会をつくりあげることが私たちにとって最高の幸せなのです。本日、皆様が「今日はフリーデの演奏会に来て良かった」と思ってくださり、私たちが「今日、この仲間たちで本当に最高のステージだった」と全員で感動できるようなすばらしい演奏会をするように頑張ります。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第三十回記念定期演奏会にお越しくださいまして誠にありがとうございます。本日の演奏会を開催するにあたり、さまざまな形で御指導、御助力頂きました諸先生方、OB、OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
1999年12月11日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 薗 靖人
★第31回定期演奏会
2000年12月8日(金)尼崎市総合文化センターアルカイックホール
私たち人は誰しも何らかの「信念」を持っているのではないでしょうか。決して止まる事のない時の流の中で人は常に進歩の場を求め、自身の信念を色々な人々と出会いながら磨きそして昇華させていくのだと思います。
私たちにとって、その進歩の場がフリーデでした。フリーデに巡り会えたのは偶然かも知れません、しかしこの仲間達と共に様々な経験を積み重ねていく内に、今、フリーデにいる事は私たちにとって必然なのです。仲間達と楽しみ、喜びや感動を分かち合う一方、時には「信念」の違いから衝突し、悩み苦しむこともありました。けれども、私たちは今宵この演奏会をこの仲間達と共に作り上げられる事に最高の喜びを感じています。何故ならば私たちは、本日の定期演奏会を目標に互いに助け合いながら、互いの「信念」を尊重し磨き合いながらその時自分自身が正しいと信じる事をやって来られたからです。だからこそ、今年一年間の集大成である今宵の演奏会は私たちにとって幸せであり、胸を張って誇れるものなのです。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第31回定期演奏会にお越し下さいまして誠にありがとうございます。同じメンバーでは二度とないであろう、このかけがえのない仲間達との演奏会。精一杯歌い上げます。私たちの思いが少しでも皆様に伝わる事が出来れば嬉しい限りです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御助力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2000年12月8日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 古山 隼也
★第32回定期演奏会
2001年12月14日(金)吹田市文化会館メイシアター大ホール
集団で何かを達成する喜びと充実感は誰もが一度は経験したことがあると思います。また、その感動とは必ずと言っていいほどに達成するまでの過程や周囲の雰囲気など様々な要素が混ざり合い生まれるものだと私は思います。
私たちフリーデは約60人から成る大きな団体です。これだけの人が集団で何か行うからこそ、よりエネルギーが必要ではないでしょうか。゛誰かがやればいい"、そういった怠慢な気持が多人数であればあるほど出てきてしまいます。けれども私たちは一人一人が互いの存在を認め、影響しあって全員で1つのモノを築いてきました。それはまるでキャンパスに描かれた絵のように多くの色が重なり、複雑なようでシンプルなのです。
今宵私たちは、それぞれが゛歌う"こと゛歌う仲間がいる"ことに改めて幸せを感じ、きっと最高の達成感とともに最高の笑顔でステージの終わりをむかえることができると思います。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第32回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。皆様に豊かなハーモニーと共に一つの目標へ向かうことの素晴らしさ、歌う仲間がいることの喜びを伝えることができるならば幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2001年12月14日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 廣岡 誠之
★第33回定期演奏会
2002年12月11日(水)森ノ宮ピロティホール
私達はなぜ、何のためにサークル活動を行うのか―――――これは分野を問わず、何らかのサークルに所属し、活動を行っている人なら誰しも一度は考えたことがあると思います。こういった「サークル活動をなぜ行うのか」を考えることは「サークル活動をどう行うのか」を考えることの土台となり、前者後者ともに決して欠かすことのできないものであると私は考えます。必ずしもサークル活動を行うことの目的が全団員同じであるとは限りません。出身地や性別、生まれ育った環境が異なる、60人を越える人間が集まって1つの団体を形成している以上、考え方がたくさんあるのは当然のことです。
ただ共通していることが個人の意識のレベルの違いはあれど「自分自身の目的」を持っていることです。そして定期演奏会を成し遂げることはその目的を達成する過程にある多きな「目標」であるということが言えると思います。
私達は今宵の定期演奏会で観客の皆様に良い演奏を聴いて頂くために本日まで練習を積んでまいりました。しかし、その練習だけが私達のサークル活動の全てではありません。演奏会の練習と練習以外でのサークルの生活は全て密接に関係していると考えることができるからです。本日に至るまでにはお互いの「目的」の違いから時にはぶつかることもありました。しかし決して挫折することなく協調しながら物事に取り組んだことから生まれた友人との絆や自分自身の成長、それら全てが本日の演奏会を作っている、そう私は考えます。本日は定期演奏会にご来場頂き、誠にありがとうございました。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御協力頂きました諸先生方、OB、OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2002年12月14日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 川村 貴洋
★第34回定期演奏会
2003年12月13日(土)伊丹市立文化会館いたみホール
左上の写真をご覧になられたでしょうか――私達、大阪市立大学合唱団フリーデにはこれだけたくさんの人が集まっています。これだけたくさんの人間がいると様々な個性・様々な感性があり、それは人それぞれ違うのだということに改めて気づかされます。私達がフリーでという団体を作り、1つの音楽を造り上げるにあたって、この個人個人の意見の存在が重要であると私は考えます。
去年から、私は個人個人の意思を重要視し、何か行動する際になぜそういう行動をするのか、団体としてどのような利点があるのかという説明をほとんど行わずにやってきました。これは、団体活動をする上ではマイナスになる行為かもしれません。しかし、私は1人1人に理由を考えて欲しいと思い、1年間を送りました。その結果、団体として上手く回転しないことも多々ありました。しかし、全員が何かを考え、意思を持って行動したときのエネルギーの大きさを感じ、伝えることを目標にしてきました。徐々にではありますが、出切るようになってきた気がします。
今宵、第34回定期演奏会を行うにあたり、団員それぞれが何かしら思いを抱いてのぞんでいることでしょう。そこから生まれるエネルギーを少しでも感じていただければと思います。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層のご激励、ご支援を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。
部長 原田真征
★第35回記念定期演奏会
2004年12月23日(木)伊丹市立文化会館いたみホール
合唱をする楽しさは一体どこにあるのでしょうか――おそらく一番多い答えは、人と合わせる喜びを感じるからだと思います。それは単に自分の意見を我慢して人に合わせるのではなく、それぞれが自分の意見を主張し、ぶつかり合い、新しい一つのモノができる喜び、これを追い求めているのです。口で言うのは簡単ですが非常に難しいことです。
フリーデには現在約70人の団員が所属しています。これだけの人数の人間が一つになるためにはものすごくエネルギーが必要です。男女間、パート間、回生間、また同一パート内ですら多数の意見が存在するのです。
人生においても同じことが言えるのではないでしょうか。様々な人と出会い意見をぶつけ合いながら成長していく、フリーデでの出会いや、今日のみなさんとの出会いも貴重なものだと思います。
二つの意見のぶつかり合い、それは二者択一ではなく三つ目の選択肢を選ぶことです。今宵70人の団員の意見のぶつかり合いの結果生まれた71個目の結論のパワーや想いを感じとっていただければ幸いです。
本日はお忙しい中お越しくださり誠にありがとうございます。最後までごゆっくりお楽しみください。
最後になりましたが、本日の演奏を開催するにあたり、様々な形で御指導、御協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
部長 山口寛晃
★第36回定期演奏会
2005年12月18日(日)池田市民文化会館アゼリアホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデの第36回定期演奏会にお越しいただいてまことにありがとうございます。今年も無事に皆様とともに演奏会を行えることをうれしく思います。
さて、皆様は「伝統」という言葉に対してどのような思いを抱かれるでしょうか?伝統というものは難しいもので、続けていかなければいけないものもあれば、いつまでもとらわれていては何も新しいものを生み出せずに、成長を止めてしまうことにもなりかねません。
この「伝統」という言葉は、今年のフリーデを顧みたとき1つのキーワードになるのではないかと私は思います。今年で創立39年目となった我が合唱団にも、さまざまな伝統が生まれてきました。そのなかで最も大切にしなければならない伝統は、歌に対する情熱、パワーであると思います。しかし、今年の6月だったでしょうか、演奏会を目前に控えた私たちにある先生がこうおっしゃいました「今年のフリーデは元気がない。」と…。部長という立場もあってそのことについて悔しい気持ちでいっぱいでした。しかし、その言葉によって私たちはいい意味で元に戻ることができた気がします。
フリーデのもつパワー、それはフリーデがフリーデとしてあるために必要不可欠なものであり、技術には代えられない心の奥底にまで届いてくれるオモイであると信じております。今宵はただじゃ帰しませんよ!より一層強まった私たちのパワーで、必ずや皆様を素敵な気持ちにして差し上げます!
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、これまで御指導してくださった先生方や、OB・OGをはじめとする多くの関係者の方々、また本日お忙しいなかお越しいただいた皆様方に厚く御礼申し上げますとともに、今後ともより一層の御指導、御激励賜りますようお願いいたします。
部長 山下恭平
★第37回定期演奏会
2006年12月9日(土)吹田市文化会館メイシアター大ホール
私たちは皆『仲間』というものをもっています。それは喜び、悲しみあらゆるものを分かち合える集団であると私は考えます。しかし、その『仲間』はたくさんの人の中のたった一人がそれを乱すような行為をすることによって崩れ去ってしまうものでもあります。
フリーデは約60人からなる大きなサークルです。このたくさんの仲間と笑い楽しみ、また大きな集団であるがゆえに意見の対立などで悩み苦しんだこともありました。しかし今この仲間たちと出会え今日のステージを迎えることにあらためて幸せを感じています。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第37回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。この仲間たちと作り上げた歌により、歌うことのすばらしさ、仲間がいる喜びを感じ取っていただければ幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御協力頂きました先生方、OB、OGをはじめ関係者方々、そして本日お越しくださいました皆様に対して厚く御礼申し上げますと共に、今後もより一層の御激励、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
部長 青真平
★第38回定期演奏会
2007年12月14日(金)伊丹市立文化会館いたみホール
皆様は、「合唱団サークルと他の運動系サークルとの、決定的な違い」について、どのように考えるでしょうか。
私の考える一つの答えとして、ここに挙げさせていただきますと、合唱では皆が平等に同じステージの上に立つことができること、そしてその誰もが決して欠けてはならない存在であるということです。スポーツの世界は、能力の無いものはいわゆる「捨て駒」として扱われ、試合にも出ることができません。しかし、合唱には「捨て駒」などは存在しません。
合唱団フリーデには、約60人の団員がいますが、この演奏会において60人全員が欠けてはならない存在であり、たった一人でも抜けてしまうと、最高の演奏会にはなりえないと私は感じます。60人の中の一人一人の個性が集約されたこの演奏会は、二度と聞くことのできない、最高のものになるでしょう。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第38回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。60人全員が一丸となって作り上げたこのステージをどうぞご堪能下さい。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、御協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申しあげますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
部長 山口洋平
★第39回定期演奏会
2008年12月13日(土)伊丹アイフォニックホール
私達は、生きていく中で自分だけの「道」を進み、多くの「出逢い」を経験します。私は、フリーデを通して様々な出逢いを経験してきました。それらの出逢いはどれもフリーデとの出逢い、フリーデの仲間達との出逢い、歌との出逢い、歌を愛する人達との出逢い、それらの出逢いすべてがかけがえのないものであり、それは今の自分自身を形成している決して切り離せないものです。
フリーデは、50人以上の大きな団体です。それだけ多くの出逢いの中には、意見のぶつかりから生まれる葛藤も決して少なくありませんでした。しかし、葛藤したからこそ見つけられた新しい道は、何ものにも遮られることのない長い道だと思います。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第39回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。このかけがえのない仲間達と作り上げたこの演奏会を通して、歌に込めた想いを少しでも皆様に伝える事ができれば幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御助力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
部長 坂井直樹
★第40回記念定期演奏会
2009年12月12日(土)茨木市市民会館ユーアイホール
僕たちは、様々な「偶然」から今ここにいるのだと思います。偶然、このサークルに入り、偶然、先輩や同回生、そして後輩に、またOB・OGさんと出会い、そして、様々な音楽と出会い、様々な感動と出会う。この偶然の連なりが一つ一つ積み重なって、この第40回記念定演が迎えられているのだと感じます。
一つ一つの演奏会は、決して二度と同じメンバーでは出来ない、貴重なものであったと思います。でも、それを愛おしく、幸せに感じる気持ちは、今も昔も変わらない。これもフリーデの「伝統」の一つとして、受け継がれていくことでしょう。
今年度は、部長という立場もあり、仲間の大切さを改めて実感した一年でした。支えてくれた同回生、先輩、そして後輩と、この仲間がいるから、僕は一年間やってこられました。これはもしかしたら、僕だけじゃない、皆誰しもが心のどこかで感じていることではないかと思います。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第40回記念定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。同じメンバーでは、二度とないであろう、このかけがえのない仲間たちとの演奏会。精一杯歌い上げます!変わってしまうから、なくなってしまうからこそ、より一層輝くものもある…。今宵の演奏会も僕らが輝いた証として、皆様の心に届くことが出来ればと思います。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で御指導、御激励頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願いします。
部長 米倉数昌
★第41回定期演奏会
2010年12月18日(土)伊丹市立文化会館いたみホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第41回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今年度のフリーデは春に多くの1回生が入部してくれたこともあり、非常に賑やかな雰囲気で活動を行えました。初めの頃は団としてまとまりがない時もありましたが、今は多くの時間を共有し、様々な困難を乗り越えてきたことにより、団員同士の仲は深まったと感じます。
しかしそれだけでフリーデが「団結」できたと私は思いませんでした。本当の意味での団結とは、“全て”の団員が相手を思いやる心と協調性を持ち、1つの目標に向かって努力するときに初めて成立すると考えていたからです。
そこで私はここ数ヶ月、『どのようにしたらフリーデが団結するか?』ということを団員に問いかけてきました。その結果、各個人が自分なりに何かしらのフリーデに対する前向きな考えを持ち、お互いに助け合いながら団結力を高めていこうとする姿勢を感じ取ることができました。そして今では全員で一丸となってこの定期演奏会を成功させてやる!という気持ちは揺るぎないものとなり、団員が固い絆で結ばれました。
今日はそんな我々フリーデの演奏を通し、熱い思いや感動を皆様に伝えることができたら幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2010年12月18日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 瀬川 勇輝
★第42回定期演奏会
2011年12月10日(土)伊丹市立文化会館いたみホール
3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により,お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、被害にあわれた皆様とそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様のご無事を心よりお祈り申し上げると共に、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第42回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
この一年間、部長という立場でフリーデに関わってきました。大人数が集まる以上、意見が衝突したりまとまらなかったりと、思うように物事が進まないことも多々あり、運営は簡単なものではありませんでした。
しかしながら厳しいながらも愛のある助言をして下さった先輩方や、しっかり後ろをついて来てくれた後輩たち、そして互いに励まし合い助け合った同回生、これら団員全員の協力があって乗り越えることができたと思います。その団員と共に、今日こうして定期演奏会を向え、同じステージに立てることを幸せに感じ、感謝しています。
この定期演奏会は、多くの困難を乗り越えてきた我々団員一同の1年間の集大成となっています。同じ経験をしても、人それぞれ思うことや感じることは違います。もちろん、団員同士でも違いますし、歌い手と聞き手とでもまったく異なってくるでしょう。
技術的な上手さも大事ですが、最も大切なのは「聴いて下さる人々の心に残ること」なのではないかとおもいます。その残り方は人によって異なり、形がなくはっきりと確認しにくいものですが、どれも間違いではないということだけは断言できます。
今日の演奏会を通して、聴き手である皆様には「何か心に残るもの」を感じてもらえたら嬉しいです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2011年12月10日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 船本 啓太
★第43回定期演奏会
2012年12月22日(土)大阪市立男女共同参画センタークレオ大阪中央
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第43回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
団員一同、本日の演奏会に向け一丸となって取り組んでまいりました。様々な意見の対立、演奏会への意識の違い、団全体が一つになってないと感じることも多々ありました。それでも団の手足となって働き元気をくれる後輩達や、厳しく暖かな御指導頂きました先輩方。
そして共に悩み、喜び、支え合って団をまとめ上げた同回生達。団員全員の想いや協力があったからこそ、今日までやってこれたのだと思います。この団員達と演奏会のステージに立てることに感謝し、共に歌えることに幸せを感じます。
私は普段の練習や合唱はみんなで楽しんでこそ意味があると考えています。我が団は練習中も冗談や笑いが絶えません。しかしそれゆえ、団員全員が合唱や練習に対して高い意識を持っているとは決していえません。一人ひとり、この演奏会に対する思いも異なるでしょう。
けれども、一人でも多くのお客様に、心の底から「良い演奏会だった」と感じて頂きたい、その強い気持ちに皆変わりありません。
本日の演奏会を通じ、お客様の皆様に少しでもやすらぎを、壮大さを、感動を、そしてなにより歌の素晴らしさを感じて頂ければ幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越し下さいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御激励、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2012年12月22日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 坪井 勇真
★第44回定期演奏会
2013年12月14日(土)伊丹市立文化会館いたみホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第44回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
我が団は60人近くの団員がおり、本日の演奏会に向け全員で一丸となって取り組んでまいりました。大人数の団であるがゆえに意見がまとまらず団員同士で対立し、練習に対する各個人の意識の差によって団員全員の一体感が薄れてしまった時もありました。しかし、そんな中でもこうして今日の日を迎えられたのは、強烈な個性で団を盛り上げ、時には厳しく指導してくださった先輩方や、団のこれからを担うべく著しい成長を見せてくれた後輩たち、運営回生として各々の仕事を時には悩み、傷付き、それでも支え合いながらやりとげてくれた同回生、そして、何より朝早くから、夜遅くまで練習の向上の為に話し合い、練習を支えてくれた技術部長、指揮者、パートリーダーからなる技術部のおかげです。また、全団員が「このメンバーで歌える最初で最後の定期演奏会を悔いなく迎えたい。終わった後に行って良かったと心から笑顔で笑い合いたい。」そんな気持ちを忘れずに前を向き続けたからだと思います。部長としてこ団員達と演奏会のステージに立てることに感謝し、誇りに思います。
私はこの演奏会で、今までの練習の技術的な成果をただ発表するのではなく、練習や合宿等これまで全ての団行事で培ってきた絆や、辛いことを支えあいながら、乗り越えて生まれた団としての逞しさといった言葉では決して言い表せない何かをお客様に伝え、それによって多くの個性的な若い力が一つになって何かを成し遂げることの素晴らしさを感じてもらいたいと思っています。また、今日の演奏によって一人でも多くのお客様に今日の日を素晴らしい日だったと感じていただければ、これ以上に幸せなことはありません。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に厚く御礼を申し上げると共に、今後ともより一層のご指導、ご声援を賜りますようお願い申しあげます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 福田 真也
★第45回記念定期演奏会
2014年12月20日(土)大東市立総合文化センターサーティホール
本日は、大阪市立大学合唱団フリーデ第45回記念定期演奏会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
今回は5年に1度の記念定期演奏会ということで、第2ステージをOB・OG合同ステージとさせていただきました。世代を超えた迫力のある演奏をお送りいたします。
歌の技術面ではなかなか厳しい1年でした。昨年、前回の定期演奏会をもって、技術面で頼りにしておりました当時の4回生の方々が卒団され、その後もこれまで通りやっていけるのかという不安がありました。しかし、私たちはその不安をやる気に昇華し、団員みなそれぞれ音楽や合唱への個性的な考えを持って、今日の演奏会のために練習をしてきました。ここでその成果を十二分に披露できればと思います。
また、我が団の団員は皆、「音楽が好きである」と自信を持って言えます。合唱が好きで入団した人、このフリーでの居心地の良さに惹かれて入団した人、何か新しいことを始めたいと考えて入団した人など、きっかけは人それぞれではございますが、その根幹にある音楽を愛する気持ちは共通であります。それは演奏会を良くしたいという想いに繋がり、今宵の演奏会で少しでも安らぎを、壮大さを、感動を、そひてなにより歌うことの素晴らしさを感じていただければ幸いでございます。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、各方面で御指導、ご鞭撻頂きました諸先生方、本日の合同ステージにご参加いただきますOB・OGの方々、関係各所の方々、そして本日ご来場いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 佐佐木 基顕
★第46回定期演奏会
2015年12月26日(土)西宮市民会館アミティホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第46回定期演奏会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。今年もこうして定期演奏会を開催できたことを、とても嬉しく思います。
この一年間、部長として同回生とともに団の運営に関わってきました。4月、運営の初めての仕事である新歓活動が始まりました。私たちは「一丸となって運営に取り組みこと」が大切だと考え、それを目標として活動してきました。
しかし、それはとても難しいことでした。皆で話し合いをする中で、考え方に違いがあれば、当然意見がぶつかり合います。普段から当たり障りのない会話しかしてこなかった私たちは、そんな時つい怖気づいてしまい、うまく意見をぶつけ合うことが出来ませんでした。そのため、表面上でしかまとまる事が出来ず、真に団結することの難しさを改めて実感しました。そんな中でも、厳しく指導してくださった先輩方や、いつもそばにいて運営を支えてくれた後輩たちのおかげで、私たちは団結して困難を乗り越える喜びを感じられたと思います。
また、私たちは、観客の皆様に良い演奏をお聴き頂けるよう、一日一日の練習を大切に積み重ねてきました。その中で、私たちは一人一人が今日の演奏会のために出来ることを考え、意見をぶつけ合いながら一つの「音楽」を作り上げてきました。こうして完成させた「音楽」は、必ず皆様の心を打つと信じています。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で、御指導、御協力くださいました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御指導、御声援を賜りますようお願い申し上げます。
2015年12月26日 大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 藤澤 直輝
★第47回定期演奏会
2016年12月10日(土)柏原市民文化会館リビエールホール大ホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第47回定期演奏会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。今年もこうして定期演奏会を開催することが出来たことを心から嬉しく思っています。
私は演奏会を開催するにあたり、最も重要なことは団員の団結であると考えています。しかし、この1年間部長として団員と関わり、団結することの難しさを痛感しました。新歓が始まったころは運営回生として同回生で話し合うことが多くなりましたが、なかなか意見がまとまらず、思うように物事を進めることが出来ませんでした。また、今まで先輩方から教わってきた技術を新入生にどのように伝えれば良いのか中々答えが見つからず、上回生に戸惑いがありました。そのため、前期の頃は団員が団結しているとは言えない状態にありました。けれども、共に厳しい練習に励み、練習以外でも同じ時間を過ごすことで団員全員がお互いの理解を深めることが出来ました。その結果、団員同士の会話が増え、意見を言い合うことが出来るようになり、定期演奏会の開催という1つの目標のために一丸となって練習に励むことが出来るようになりました。団員全員が団結した状態でこの演奏会を迎えることが出来たことを感謝するとともに、誇りに思います。
私たちは、団結し、厳しい練習を乗り越えたことで、この演奏会をより良いものにしたいという思いを共有することが出来たと思います。そして、そんな思いの詰まった今宵の演奏で一人でも多くの方に少しでも感動ややすらぎ、なにより歌うことの素晴らしさを伝えることが出来れば幸いに思います。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご鞭撻頂きました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に心から御礼申し上げると共に、今後ともより一層のご指導、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 藤原 爽太郎
★第48回定期演奏会
2017年12月16日(土)尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホール・オクト
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第48回定期演奏会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。今年もこうして定期演奏会を開催できたことを、心の底から嬉しく思っています。
私がこの一年間、部長という立場でフリーデに関わってきて、なによりも感じたことは仲間の大切さでした。この立場に立った以上、あらゆる責任が問われる場面も出てきて、不安や悩みを抱え込んでしまうこともありました。そんな時に、一緒に悩んで考え、支えてくれた同回生にはとても助けられました。そして、いざという時には的確な助言を出してくれた先輩方、少し不安な運営にもちゃんとついて来てくれた後輩たち、これら団員全員に支えられていると自覚した時に、私は仲間の大切さというものを噛み締め、このフリーデをより一層好きになりました。今では、団員全員が私の自慢の仲間です。その仲間と共に、今回の定期演奏会に臨むことが出来ることを何よりも幸せに感じます。
この定期演奏会は、団員全員が一丸となって、成功させようと取り組んできたものとなっています。我が団は、楽しいことがしたいという者が多く集まり構成されているので、合唱への向き合い方は一人ひとり違うと思います。しかし、この定期演奏会で観客の皆様に感動を与えたいという気持ちだけは団員全員が持っています。そのためにも、私たちは日々の練習を楽しみながらも、良い演奏会にするために一生懸命取り組んできました。
そうして、私の自慢の仲間たちと共に作り上げた演奏会は、皆さんの心にきっと響いてくれるだろうと信じています。今回の定期演奏会を通して、仲間の素晴らしさを少しでも感じていただければ幸いです。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で、御指導、御協力くださいました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御指導、御声援を賜りますようお願い申し上げます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 有田 裕太郎
★第49回定期演奏会
2018年12月22日(土)池田市民文化会館アゼリアホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第49回定期演奏会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。今年もこうして定期演奏会を開催できたこと、とても嬉しく思います。
昨年の定期演奏会をもって、当時の4回生の先輩方が卒団され、一方で、春には新たに1回生を迎えました。そのような新たな環境の中で、今後もこれまで通り上手くやっていけるのかという不安が皆にあったように思います。私自身もそういった不安に加え、部長という重責から悩むことも多く、皆にはたくさん迷惑をかけてしまったと思います。それでも時に厳しく時に優しく御指導頂いた先輩方、文句の一つも言わずについてきてくれた後輩達、そしてなにより共に悩んで支え合った同回生達、団員全員の助けがあったからこそここまでやってくることができました。また練習はもちろん、たくさんの団内行事で交流を重ね多くの時間を共に過ごす中で、いつしか不安はなくなり、団員同士の絆が深まっていくのをひしひしと感じることができました。
我が団は「団員同士ワイワイ楽しく」ということを1番に考えている人も多く、合唱に対する意識の度合いには違いがあるかもしれません。それ
でも皆「歌うことが好きだ」「悔いの残らない最高の演奏会にしたい」という強い気持ちを持っていることには違いありません。そしてこの思いのもと、団員一丸となって練習に取り組んで参りました。
今宵は、団員みんなが笑顔で「よかった」と思えるような演奏会にしたい、いや、必ずやなることでしょう。そして我々の絆でつくりあげた歌声が会場の皆様の心にもきっと届くと信じています。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形で、御指導、御協力くださいました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に厚く御礼申し上げると共に、今後ともより一層の御指導、御声援を賜りますようお願い申し上げます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 梅津 郁也
★第50回記念定期演奏会
2019年12月21日(土)柏原市民文化会館リビエールホール
本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第50回記念定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。今年度のフリーデは新館に大きく力を注いでいたこともあり、春に多くの1回生が入部してくれて非常に賑やかな雰囲気で活動を行うことが出来たと感じています。また、今年度は新歓を含め例年とは違うイベントを作ったり以前まで存在した慣習を廃止したりしてフリーデ全体を大きくアップデートした「改革の年」でもありました。運営改正になって以来様々な試みを講じておりますが、来年以降もどんどん新しい風を取り入れ、良い方に変わっていける合唱団フリーデであってほしいと私は思っております。さて、今宵の演奏会では常に変化し続けるフリーデの今できる最高の音楽を皆様にお届けしたいと思います。お楽しみあれ。
最後になりましたが、本日の演奏会を開催するにあたり、様々な形でご指導、ご協力いただきました諸先生方、OB・OGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しくださいました皆様に対しまして厚く御礼申し上げますと共に、今後ともより一層の御激励、ご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 野村 有輝
★第51回定期演奏会
2020年12月20日(日)大阪狭山市文化会館SAYAKAホール
本日は、大阪市立大学合唱団フリーデ第51回定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。この2020年は、様々な常識が変わった年でした。例年通りの新歓活動、練習、楽しいイベントができず、もどかしい思いもありました。特に前期はほとんど活動ができず、練習が再開したのは8月。そこからも、練習や新歓などの活動をする度に計画書や報告書を提出する様式になったり、定期演奏会を開催するかしないかについて団員にアンケートをとたりと、活動をするうえでやらなければならないことや考えることが多かった年だと感じています。
それでも、見方を変えれば新しいことが数多くできた年でもあります。前期の新歓活動ではZoomを使って新入生と交流したり、リモート合唱をしたり、新歓ラジオをYouTubeで発信したり、どれもこれまでの新歓では取り入れたことの無いものでした。きっとだ人のオンラインスキルがアップしたことでしょう。そう考えれば、今年は成長ができたということで意外と悪くないのかもしれません。また、対面新歓ができるようになった7月から11月頭までは合唱体験を9回もしていました。きっと団員の新歓スキルもあがったことでしょうから、来年の運営回生に期待しています。新歓の結果として、今年は7人の1回生を迎えることができ、私としては満足です。
例年よりも長い新歓活動を終えると、今年度もまたあっという間に先輩の卒団を見送る季節になりました。4回生のみなさんとはともに過ごした時間も長く、寂しさも一層強く感じています。
結構語ってきてしまいましたが、新しい伴走者である小谷先生と1回生を迎えた2020年の合唱団フリーデの団員が公の場で歌うのは、この定期演奏会が最初で最後です。演奏会を持って今年の活動の締めくくりができることをとても有り難く思います。SAYAKAホールのスタッフの方々、団員のご家族様、そして今日ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
どうぞ、本日の演奏をごゆっくりお楽しみくださいませ。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 前多 凪沙
★第52回定期演奏会
2021年12月12日(日)大阪狭山市文化会館SAYAKAホール
皆様、本日はお忙しい中、大阪市立大学合唱団フリーデ第52回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。今年も演奏会を無事開催でき、本当に嬉しく思います。
今年度も昨年に引き続き合唱団にとって厳しいスタートでした。対面での練習や新歓活動が許可されず、団員同士で遊びに出かけることもはばかられました。しかし、そのような環境下でも、オンライン練習などの新しい試みを行ったり、恒例のイベントが中止となったぶんだけ新たな催しに参加したりと、ニューノーマルなフリーデが形作られていくのを感じられた一年でもありました。コロナ禍でもこのような充実した日々を過ごせたのは、生意気な私たちを優しく見守ってくれた先輩方、一体誰が教育したんだと思うほどしっかりとした後輩達、そして一緒に悩み苦悩しつつ支えあってくれた同回生のみんなが明るく楽しい雰囲気を作ってくれたおかげです。
不安ばかりのスタートの中、今年は新たに入った2回生も含めて14人の新入団員を迎えることができました。望外ともいえるこの結果に運営回生は狂気的なテンションだったと記憶しています。来年には大学統合も控えており、フリーデ自体は統合などをせずに変わらない活動を続けていきますが、頼もしい後輩たちが来てくれて一安心です。大阪公立大学合唱団フリーデを引き続きよろしくお願いいたします。
今夜の演奏会は現役の団員メンバーで歌う最後の演奏会です。こみ上げるものは団員それぞれ違うでしょうが、合唱が好きだという思い、お越しいただいた皆様に良い歌を届けたいという思いは全団員が共通して持っています。我々が作り上げた一年間の集大成である合唱をどうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
最後になりましたが、本日の演奏会開催に当たり、様々な形でご指導、ご協力いただきました半田先生をはじめとした諸先生方、SAYAKAホールのスタッフの方々、団員のご家族の方々、OBOGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しいただいた皆様に厚く感謝申し上げますと共に、今後ともより一層の御指導、ご声援を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
大阪市立大学合唱団フリーデ 部長 伊藤 誠悟
★第53回定期演奏会
2022年12月4日(日)池田市民文化会館アゼリアホール
本日はお忙しい中、大阪公立大学合唱団フリーデ第53回定期演奏会にお越しくださりありがとうございます。今年度も定期演奏会を無事に開催することができ、心から嬉しく思います。
新体制での初練習を迎えようとしていた矢先に対面での活動が禁止になり、思いがけず長くなってしまったオフ期間を経て練習が再開できたのは3月末でした。久しぶりの練習日には、皆で集まって歌うことが出来る大きな喜びとともに、いつまた急に活動が出来なくなってしまうか分からないという不安を感じたのを覚えています。
活動に制約もありましたが、今年度は少しずつコロナ以前の状況が戻ってきたのを感じられる1年でもありました。前期には新たな仲間を迎えて大阪府合唱祭に3年ぶりに出演し、合唱団いちこん・混声合唱団EWA CHORと大阪公立大学の3つの合唱団によるJoint Concertを開催することができました。また後期には昨年度に引き続いて関西合唱コンクールに挑戦しました。練習も本番のステージも振り返れば大切な思い出であり、とても密度の濃い1年間を送ることが出来たのではないかと思っています。
部長に就任してから初めて経験することも多く戸惑いましたが、至らない我々を見守ってくださった先輩方、積極的に手助けをしてくれた後輩たち、そしてこの1年間フリーデを引っ張ってくれた頼りになる同回生をはじめ、多くの方々に支えていただいたことにとても感謝しています。個性豊かな団員たちと音楽を楽しむことが出来るフリーデが私は大好きです。どうか今後ともより一層のご指導、ご声援をよろしくお願いいたします。
本日の演奏会は今年度のメンバーで歌う最後の機会になります。演奏会が開催できることが当たり前ではないと知った今、改めてお客様の前歌うことが出来ることをとても幸せに感じています。私たちの想いが皆様に届きますよう、心を込めて演奏いたします。
最後になりましたが、演奏会開催にあたりご指導、ご協力を頂きましたアドバイザーの半田先生をはじめとした諸先生方、アゼリアホールのスタッフの皆様、団員のご家族の皆様、OBOGをはじめ関係者の皆様、そして今日ご来場いただいた皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
どうぞ本日の演奏会を最後までごゆっくりとお楽しみください。
大阪公立大学合唱団フリーデ 部長 森本 瑞季
★第54回定期演奏会
2024年1月20日(土)東大阪市文化創造館小ホール
本日はお忙しい中、大阪公立大学合唱団フリーデ第54回定期演奏会にお越しいただき誠にありがとうございます。今年度も演奏会を無事に開催することができ、大変嬉しく思います。今年度はコロナの影響も無くなり、幸運にも自由に活動することができました。日々練習をのびのびと行えた上に、合宿や制限のない新入生勧誘活動を再開し活発的な一年間となりました。団員らも、思う存分に飲み会ができることを大いに喜んでおりました。
今年度は、合唱にやたら詳しい男声やその手綱を握る女声、やたらとお酒に強い二回生など7人の素晴らしい新入団員に恵まれました。音楽の経験はそれぞれ違うものの皆で手を取り合って合唱に向き合い、先輩からも溺愛されています。2,3回生は人数が少ない中、日々の練習からコンサートの本番まで完璧に仕事をこなしてくれました。共に合唱やサークルの在り方について考え、創意工夫をして活動したことは皆で誇るべきことであります。今回の演奏会をもって卒団されてしまう4回生の皆さんは、いつでも部を引っ張り、後輩を支え、甘やかしてくれました。先輩方から学んだことは、後輩へ受け継いでいきます。本当にありがとうございました。
本日の演奏会は、今年度のメンバーで歌う最後の機会です。少し寂しくもありますが、それ以上に、部員らにもお客様にも特別な演奏会になると、私は考えております。皆、準備万端です。心を込めて歌いますので、最後までごゆっくりとお楽しみください。
最後になりましたが、本日の演奏会開催にあたり様々な形でご指導、ご協力いただきましたアドバイザーの半田先生や客演指揮者の本城先生をはじめとした諸先生方、東大阪市文化創造館のスタッフの方々、団員のご家族の方々、OBOGをはじめ関係者の方々、そして本日お越しいただいた皆様に厚く感謝申し上げますと共に、今後ともより一層のご指導、ご声援を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせて頂きます。
大阪公立大学合唱団フリーデ 部長 川口 剛史